【『職場の教養』を読んで】苦難は心の磨き石。
おはようございます。
2021年5月28日(金)、自単会で初めての講話をさせていただくことになり、毎日ぼちぼちと原稿を書き進めています。
気持ちが入りすぎると、ある部分だけがかなり深くなったり長くなったりするので、書いては削り、書いては削りを繰り返しています。
この2、3年、人生で大きな変化もありました。
しばらくは、
「私がもっと早く気づいてあげることができれば」
「もっと明朗愛和だったら」
「もっと早く倫理を学んでいれば、防げたのでは」
毎日のように、後悔ばかりしていました。
でも、いくら悔やんでも過去は変わらないんですよね。
「過去と他人は変えられない。
変えられるのは未来と自分だけ」という言葉はよく聞きます。
なんとなくはわかっていても、まだまだ自分の中に落とし込めていなかったのですが、昨日、大阪府の副幹事長のご講話をお聞きして、ストンと腑に落ちました。
『万人幸福の栞』の一部を紹介されていましたが、そこには、
「苦難はその人を苦しめるために起こるのではない。正しい道筋に戻すために起こる」という内容が書かれていました。
確かに、苦難がなければ、私はもっと傲慢だったでしょう。
人とぶつかることも多かったでしょう。
家族の大切さに気づけていなかったでしょう。
一度出会った人とのご縁を大切にしようとは思わかなかったでしょう。
家族より仕事を優先していたでしょう。
親孝行の意味もわかっていなかったでしょう。
何もかもいい加減なままだったでしょう。
苦難があったからこそ、自分自身、変わることができ、たくさんのことに気づくことができました。
点と点がつながったと思えた翌朝に開いた『職場の教養』。
今日のタイトルは、「柔軟な心」です。
「思い通りにいかないことも、自分を磨くために必要なことである」という一文に深くうなずくことができました。
苦難がなければ、私は大人の姿をしているけれど、心の中は子どものままだったかもしれません。
わがままで自分の気持ちをコントロールできず、上がったり下がったり。
泣きわめいたり、人に迷惑をかけても気づいていなかったり。
すべては感謝が足りなかったんだと、今になってようやく気づくことができました。
目の前のできごとすべてに感謝できるように。
今日から気持ちを切り替えていきます。