【『職場の教養』を読んで】「場」に一礼する。
おはようございます。
今日は仕事はお休み。もう少しゆっくり寝ていたいなぁという気持ちもありますが、長女と三女がすでに起きて、何やら創作?をしています。
「子は親の心を実演する名優である」と、『万人幸福の栞』の6条には書かれていて、「いやだ、いやだ〜」と思った時期もありましたが、今は違います。
朝起きが習慣となっている私ですが、三女は朝7時からのスーパーの品出しの仕事を始めました。毎朝5時半に起きて、準備をする三女。
実は、2年ほど前は、お昼の2時を過ぎても起きてこないような生活リズムだっただけに、大きく変化した彼女を誇らしく思っています。
さて、今日の『職場の教養』は、「お辞儀の習慣」です。
ゴルフの「マスターズ・トーナメント」で日本人として初優勝した松山英樹選手のキャディーを務める早藤将太氏のことが紹介されていました。
試合終了後に、フラッグを外したピンをカップに戻し、帽子をとり、コースに向かってお辞儀をした姿に、世界各国の人々が驚き、感動が広がったというのです。
「場」に一礼する。
これも、私が倫理法人会に入会し、学んだことの一つです。
大阪都島区倫理法人会の方々は、会場の大阪キャッスルホテルに入るとき、出るとき、お辞儀をされます。
こちらで皆さん、一礼されるのです。
入会した当時は、私はその意味がまったくわかりませんでした。
倫理を学んでいくうちに、「純粋倫理とは、物を大切にすること」ということを学び、「場」にも感謝することを学びました。
それでも、礼をするとき、どこか気恥ずかしさを覚えていたこともありました。
ところが、コロナ禍のとき、その大切さが身に沁みてわかったのです。
緊急事態宣言が発令され、会場の大阪キャッスルホテルが使えなくなったとき、大阪都島区倫理法人会では、リモートで金曜の朝、みんなが集まりました。
そのとき、私は仕事に間に合うように、大川沿いの公園から参加したのです。
すると、犬は吠えるわ、鳩は集まってくるわ、ひやひやしながら、ZOOMに参加していました。
冬場は、コートを着て、マフラーをしたまま。
終わると、寒さで指がガタガタと震えていたことを思い出します。
そうして、会場が使えることになったとき、場があるありがたみをひしひしと感じたのです。
今では、大阪キャッスルホテルの入口で、心をこめてお辞儀できるようになりました。
そうした状況に追い込まれなくても、場のありがたさ、物の恩恵を感じられる人間になりたいと思います。